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アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険(アニメーションきこう マルコ・ポーロのぼうけん)は、NHK総合テレビで1979年4月7日から1980年4月5日までの土曜夜7:30 - 8:00に放送されたテレビアニメ。 ==あらすじ・概要== 1271年、イタリアのヴェネツィアに暮らしていた17歳の少年マルコ・ポーロは父ニコロと叔父マテオに随行して東方へ旅立つことになる。道中でマルコは様々な体験や色々な人々との出会いと別れ、冒険を繰り返しながら成長していく。 折からのシルクロードブームに乗って企画され、アニメーションと実写ドキュメンタリー映像を折衷させた実験的かつ意欲的な作品。放映期間は1979年4月7日から1980年4月5日まで。時間帯は毎週土曜の19:30-20:00で全43話〔プロ野球中継や特別番組で返上された週もあるため。〕。原作はマルコ・ポーロの『東方見聞録』だが、アニメオリジナルのエピソードが大半を占める。全体として三部にパートが分かれ、「シルクロード編」(1〜20話)、「中国編」(21〜33話)、「南海編」(34〜43話)で構成される〔各パートの呼称は便宜上のものであって、特に本編で明記された訳ではない。〕。音楽を当時大人気のシンガーソングライター小椋佳が担当したことも話題になった。また、マルコのビジュアルが当時人気だった『宇宙戦艦ヤマト』の主人公・古代進に似ている(特に中国編以降)という指摘がファンから多数寄せられたという(マルコの声を担当した富山敬が、古代進の声も演じていたため尚更その印象は強かった)。マルコのビジュアルが少年時代から壮年まで(17歳〜37歳の間)若い姿のまま(等身やコスチュームが若干変化した程度)でほとんど変わらない点についてキャラクターデザインの杉野昭夫は「老けたマルコのビジュアルもデザインしてみたが、イメージが少年期と異なり視聴者が混乱するとNHK側からダメ出しされ、結局ああいう風(若い姿のまま)になってしまった」と後年インタビューで答えている。 なお、NHKには本作のマスタービデオテープ(ドキュメンタリー部分と組み合わせて音声まで完全パッケージされたもの)が現存していない。NHKアーカイブスに第1話と最終回が保存されているが、一般視聴公開はされていない。なお放送ライブラリーで第1話のみ視聴が可能である。 徳間書店から発行されたロマンアルバムに概要が掲載されている。 本作終了後、土曜夜7:30枠は7:20からの10分枠と統合され、40分枠となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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